知多半島案内 Vol.41『話題のたまご農家 レシピヲ』
みなさんこんにちは!知多半島の情報誌『EDIT知多半島』のライター田村です。今回も知多半島へお越しの際にぜひ知っていて欲しい情報をお伝えいたします。
知多半島案内 Vol.25 『普通とは違う卵? デイリーファームの安全安心な卵』で紹介させていただいたデイリーファームさん。地域の飼料米を餌にした「米たまご」など、とにかく安全安心に力を入れるデイリーファームさんのたまごは、日間賀島のお土産の定番「多幸まんじゅう」にも使われていることは前回ご紹介させていただきました。そこで今回は、休日には行列ができる人気の農家レストラン「レシピヲ」についてご紹介させていただきたいと思います。
常滑の「デイリーファーム」と「ココテラス」と「レシピヲ」
何かと話題が絶えないココテラス。初めての方もいらっしゃるかもしれないので、少し整理してみます。まず、デイリーファームがたまご農家さんです。そのデイリーファームが、たまご生産者としてたまごのおいしさを皆様に味わっていただきたくつくったのが、洋菓子などを販売する「ココテラス」です。そして最近テレビ等で話題なのが、デイリーファームがたまごの美味しさをお伝えしたくてひらいたキッチンである「レシピヲ」ということです。常滑のたまご農家であるデイリーファームが、たまごを楽しめる洋菓子店とレストランを始めたというわけですね。
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常滑の自然に囲まれた、ゆったりした空間
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かわいい看板
たまご農家が出すたまご料理を楽しもう
オープン直後から様々なメディアに取り上げられ、注目を集めているレシピヲ。たまごそのものに自信があるからこそ、たまごの味を楽しめるようなメニューが並んでいます。今回は卵料理の大定番であるオムライスと、知多半島のブランド牛「知多牛」を使ったキーマカレーに挑戦してみました。メニューはイラストで描いてあるので想像が膨らみますが、実際にテーブルに運ばれてくるとそのまあるいたまごと表面のなめらかさを見るとまさに「かわいい」といった感じです。ツルツルとしたオムライスの表面をナイフで割ると、ほどよく火が通ったことを感じさせてくれます。
知多牛のキーマカレーは、たっぷりのチーズソースの上に濃いオレンジ色の黄身が鎮座しています。黄身を割ると、その濃厚さが伝わるドロッとさが、思わずよだれを誘います。こんもりと盛られたカレー山を、真っ白になっているチーズソースが覆い、そして頂上にある黄色い黄身がこぼれていく様は何となく火山っぽいです。チーズソースが全体をやさしい味に整えていますが、しっかりとキーマカレーのスパイスを感じることもできます。そして何より、知多牛独特の油の甘みも感じられ、まさに知多半島の素材のコラボメニューといったところでしょうか。ごちそうさまでした。
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定番のオムライス
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知多牛のキーマカレー
PIERRE HERMÉ (ピエール・エルメ)のマヨネーズの素材に
PIERRE HERMÉ (ピエール・エルメ)さんはご存じでしょうか?フランスでは伝統的な、様々な場面で食されていたなじみ深いお菓子「マカロン」を、今では日本でもよく見かけるカラフルで様々なフレーバーにして提案し続けてきた、世界で評価されているフランス人パティシエです。そんなピエールさんは日本をこよなく愛しているとのことで、東海地方では名古屋栄三越内など日本国内では18店舗構えています。
そんな世界的に著名なパティシエPIERRE HERMÉ が選りすぐった日本の素晴らしいものを、世界へ発信するコンセプトショップが東京の丸の内にあります。日本各地で⾒つけたこだわりのある⾷品や、⽣産者とコラボレーションした商品を取り扱っているとのことです。そこでぜひ注目したいのがマヨネーズ。パッケージをよく見ると「ココテラスの米たまご使用」の文字が!フランスの雑誌から「前衛的パティシエにしてフレーバーの魔術師」と賞される程のパティシエに選ばれた米たまご、気になりませんか?
インスタ映えする「ミルクセーキ」[/caption]
食事だけではない、レシピヲのたまご料理
レシピヲでたまごを感じられるのは、オムライスやフレンチトーストといった食事系メニューばかりではありません。シンプルだからこそたまごの味が重要な「ミルクセーキ」や、甘くて美味しいたまごを楽しめる「かき氷」や「パフェ」まで。もしかしたら、初めて感じるたまごの美味しいさが見つかるかもしれません。カフェ利用でも楽しめますので、日間賀島へ遊びに行く際に立ち寄ったり、お帰りの際に新鮮なたまごをお土産に購入するのも良いかもしれません。
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レシピヲの想い
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レシピヲの2階展望台
知多半島の食事を豊かにする、デイリーファームのたまご
仕事柄もあり様々な店舗で食事することが多いのですが、ラーメン屋さんといったお店でもデイリーファームのたまごを使っているところを見かけたことがあります。実は「多幸まんじゅう」にもデイリーファームのたまごが使われていることを知ったのは最近で、そういったことを考えていると、たまごと言う素材の味が、知多半島で売られる商品の魅力アップに貢献していることは間違いないと感じます。所詮たまご、されどたまごです。知多半島の食の魅力の片鱗を、色々と食べ歩きながら探ってみてはいかがでしょうか。
次回の記事もお楽しみに!